これを読んでくれている方はご存知だとは思いますが共通認識のために記しておきます。
ちなみに私は娘が診断される前は
「自閉症って根暗で引きこもりの人のことでしょ。うちの娘は言葉は遅いけど、明るいから自閉症じゃないわ。」と思っていました。
高機能とは
◆知的な遅れを伴わない
自閉症とは
◆三つ組の障害を持つ
・社会性
・コミュニケーション
・想像力
◆中枢神経系の機能不全
逆に言えば三つ組のうち二つの特性だけを持つ人は、いくら本人が困っていても、自閉症の診断はつかないということになります。
もっとよく知りたい人は
自閉症スペクトラムの理解と支援
かつて自閉症は、稀にしか見られない重い障害と考えられていました。しかし、1970年代後半以降、典型的な重度の自閉症ではないけれどもその特性が見られる人たちも自閉症の仲間に含めようという考え方が、徐々に広まりました。わずかに自閉症の特性が見られる状態から典型的な自閉症までを幅広く含めたグループを、国際的診断基準では「広汎性発達障害」と呼び、自閉症の他に「アスペルガー症候群」などの下位分類が設けられました。一方、専門家の間では、「広汎性発達障害」よりも「自閉症スペクトラム(autism spectrum; AS)」の名称を用いられることが、1990年代以降は一般的となってきていました。
(中略)
厚生労働科学研究の調査によると、わが国で発達障害の早期支援を先端的に行っている地方自治体では、就学時に小学校教師が発達障害ではないかと疑いをもつ子どもがその地域の子ども全体の少なくとも10%はおり、就学までにすでに地域の医療機関でなんらかの発達障害と診断されている子どもが、多い地域では7%以上存在し、その過半数はASと診断されていました。
出典 日本自閉症協会H.P.
http://www.autism.or.jp/autism05/201409-honda.htm
高機能自閉症の概念
つまり高機能は「能力が平均より高い」という意味ではなく「明らかな知的な遅れがない」 という意味で専門家の間では使われているのである。またたとえ、IQが130から140台あるよう な人たちでも、自閉症として「軽い」ということに一直線には繋がるわけではない。「高機能」 という言葉は誤解を与えやすい。「高機能」であるから、問題が少ないとは言えないし、「高 機能」であるから特別の配慮がいらないというわけでもない。高機能自閉症も自閉症であるこ とは再確認しておきたい。
出典 日本自閉症協会H.P.
http://www.autism.or.jp/hfasp05/20021226koukinou.htm#01
高機能自閉症の定義
<High-Functioning Autism>
(平成15年3月の「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」参考資料より抜粋)
高機能自閉症とは、3歳位までに現れ、他人との社会的関係の形成の困難さ、言葉の発達の遅れ、興味や関心が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の障害である自閉症のうち、知的発達の遅れを伴わないものをいう。
また、中枢神経系に何らかの要因による機能不全があると推定される。
出典 文部科学省H.P. 主な発達障害の定義について
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/tokubetu/004/008/001.htm